本日ガフは溜まった有給の消化休暇。
ランチは初めていったツバキ食堂。思ったよりリーズナブルな料金の家庭的なお店。
夜もよさそう。女性ばかりで経営していて、丁寧で慣れた接客、味に安心感あります。
午後も一緒に早め散歩へ。
もうすぐリニューアルオープンのナショナルマーケット。31の入り口が正面左に移動。

以前に比べ、敷地の前面側いっぱいに移動した建物。手前が空いてる方が、広場な感じで好きだったなあ。フェアとかどうやってやるんだろ・・・。

夜は、大学の友人と渋谷シアターコクーンにて、松尾スズキの『ふくすけ』を観に。
終わってから広尾に戻り、久々に玉海力へ。
相変わらず、もちろんお相撲さん姿の店員さんが。なんか二人で鍋頼んで、めっちゃ食べてしまった。。。

今日のダイジェスト(シアターコクーンのあたりのカット忘れた・・・)
『ふくすけ』大人計画

1991年に初演され、大評判を呼び、1998年に再演された『ふくすけ』。今回14年ぶりの3回目。
まあ、これが悪意に満ち満ちた内容で、誰一人としてまともなキャラクターはおりません。まず主人公が薬剤被害で奇形となった上に、超・シタタカな少年。それからダンナを12年間だまし続け、ダンナをいじめた相手と次々と浮気と妊娠を繰り返し、失踪したあげく風俗に身を落としたかと思ったら、のし上がり都知事選に出走するという躁鬱病の中年女。不発弾を集めるのが趣味のブルジョア姉妹。奇形フェチの製薬会社の御曹司。盲目の妻を愛するがあまり、罵倒し傷つけながら束縛し甘え、宗教ビジネスにはまる夫・・・と、全員がタブーな存在であり、「生まれてこないほうがよかった時、人はどう生きるか?」というテーマを背負ったまま、それぞれが絡み合いながら、濃厚に疾走していく舞台ならではなストーリーとなっています。もちろん、大人計画なので、拾いきれないぐらいのコネタ満載で笑は絶えないのですが。
私は今回、いつものように友人に連れられて初めて観たのですが、まあ、気持ちがいいくらい、放送禁止用語だらけ。設定も絶対テレビではありえない。毒がありすぎて、もし、初めて舞台を見るだったら、おそらく、嫌悪感で出て行ってしまうかもしれません。
しかし、やはり大竹しのぶはスゴイな。この人を奥さんにできたというだけで明石家さんまはスゴい人なのかもしれないと思ってしまう程スゴい。このお芝居怪獣とお笑い怪獣の間に生まれたIMALUさんがあまりにも普通の人、というのが悲しくなるぐらいスゴい。
多部未華子ちゃんは可愛かった。コケティッシュでキュートなホテトル嬢でしたが、前回美加理さんがやったとしると、可愛らしすぎたかも・・・?古田新太は大人しく中年男とを演じていましたが、最後ははじけていました。
アベサダはまあ、なんというか、この人はスターだな、と感じました、今回。声質といい、動きといい・・・本人は偶然、芝居の世界に入ったようなことを言ってたと思いますが、スターになる人は、そういう資質を持って生まれてるんだな、と感じてしまいました。華があるというか、キマるというか・・・私はよくいう「オーラがある」という表現の意味がよくわからないんですが、存在が特別である、というのは分かりました。
興味が出たので、これまでの配役をネットを駆使して調べてみました。なんと、最初はフクスケをぬっくんがやってたのか!
配役
初演 1991年 2回目 1998年 今回 2012年
@スズナリ @世田谷 @シアターコクーン
パブリックシアター
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
躁鬱症の主婦
マス 深浦加奈子 片桐はいり 大竹しのぶ
マスの夫
エスダヒデイチ 山崎一 綾田俊樹 古田新太
”フクスケ”こと
スガマナツオ 温水洋一 阿部サダヲ ← 同
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
歌舞伎町風俗元締め 3姉妹
コズマ エツ 片葉みはる 銀粉蝶 小松和重
ミツ 田中章子 宍戸美和公 ← 同
ヒロミ 伊勢志摩 ← 同 江本純子
コズマ姉妹家使用人
レイジ 長岡尚彦 宮藤官九郎 少路勇介
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ホテトル嬢 フタバ 戸村由香 美加理 多部未華子
風俗ライター
タムラタモツ 林和義 皆川猿時 ← 同
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ミスミ製薬社長(男爵)
ミスミミツヒコ 岡本圭之輔 山本密 松尾スズキ
放蕩者 コオロギ 松尾スズキ ← 同 オクイシュージ
コオロギの盲目の妻
サカエ 胃山人恵 犬山犬子 平岩紙
コオロギの浮気相手
看護婦チカ 池津祥子 ← 同
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ヒロミの恋人ミッチィ 鈴川麻王 猫背椿
宗教の先生 スゲヤマ 村松利史 村杉蝉之介 ← 同
元子役スターカゲムラ 青島寒月 (影村)斎藤拓